甘く煌めく流れ星ッ☆
恋愛に臆病になってる自分がなんでもてるんだろうな。
テレビには今人気の女優が出ていた。
「きっと離れても忘れないから!ずっとずっと貴方だけー……」
切ない台詞。
そんなドラマをボーと見ていると、目が疲れてきだした。
人の寮の部屋だけど、ごろんと横になるくらいいいよな。
「寝ようかな……」
携帯が鳴り出した。
宝、からだった。
「はい……」
「なんで教室来てないの?」
「教室の場所が分かんなかった」
「嘘でしょ!私と一緒に下見に来たじゃん!」
あーそうだったな。
俺と宝はモデルの事務所が同じ。
そのためかこの学院に入ることは決まっていた。
「あーそうだっけ?とにかく具合が悪いんだよ」
「そっか。わかったー。じゃあまたあとで」
「あーい」
携帯を切った。