いつか、この想いを。
ない、ない、ない。



鞄を隅々まで漁って捜しても、どこからも見つからない。




…どうしよう…。




ずっと大事にしてたのに。



家ならまだしも、家の外でなくすなんて…。



だんだんと泣きたくなってきた。




だって、あのハンカチを買ってくれた親友は。



私にとって、本当に大切な人だったから。
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