もっと美味しい時間  

慶太郎さんの熱く滾るモノが目に入り、恥ずかしさから目を背ける。

「もうそろそろ慣れろ」

苦笑して私の顔を覗き込むけど、やっぱり無理。
これは永遠に慣れそうもない……。

「まぁ、そんな百花が可愛いんだけどな」

頭を撫で近づいてくると、今までとは一転して鋭い目つきを向けた。

「な、何?」

「脱いで」

「へっ? 何を?」

なんて、聞くまでもない。下着しか付けてないんだから……。
でも目に前に慶太郎さんがいて、自分で脱ぐのには勇気がいる。
かと言って、『無理っ』とも言えそうにない雰囲気だし。
まっすぐ見つめられる目に諦めると、渋々後ろを向いた。

「何やってんだよ。前向いて脱げ」

まだ外は明るい。
レースカーテンしか閉まっていない室内は、二人の身体をハッキリと照らしている。
この状況で、前を向いて脱げって……。

変態慶太郎のお出ましか__

しかしそんな思いとは裏腹に、低い声で命令された身体は中心が疼いていた。

慶太郎さんの目を気にしながらブラジャーを外し、ショーツを脱ぐ。
これから慶太郎さんに抱かれる身体が、彼の目の前に晒された。

「綺麗だ……」

熱い目線で私の身体を上から下へと舐めるように見ると、ゆっくり身体を倒していく。
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