浮気彼氏×臆病少女
嬉しくて頬が緩んでしまう。
メール読んでくれたんだ。
あたしからだってわかってくれたんだ。
それだけで、あたしの心は温かくなった。
久しぶりにカレと目が合う。
久しぶりにカレと話す。
久しぶりに恋をしてるあたしが、いる。
「しないよ。だって、こんなにも温かいもん。」
「は?何言ってんのお前。」
小さく笑って言葉を紡ぐ。
飛び降りなんてそんな勇気のいること出来ないよ。
あなたが、一緒に落ちてくれるなら、また別だけどね。
頭を掻きながら、カレは欠伸を零した。