HELIOLITEー君と輝く音ー



私は制服を着替えるために、一度二階へと向かい部屋に入った。


特に変哲もない女の子の部屋。


クローゼットを開けて部屋着に着替えて、制服はハンガーに引っ掛ける。


そして、着替え終わるとまた一階のリビングへと戻る。



次にやることと言ったら、いわゆる家事。


床に置いていた買い物袋を手に取ると、中から野菜やお肉を取り出し、シンクの上に並べていく。


今日はじゃがいもが安くて一杯買って来たから、コロッケを作るつもり。



何故、私が作るのかと言うと。


お母さんは仕事で帰って来るのが7時過ぎになる事が多くて、疲れているだろうから。


そんなお母さんの苦労を少しでも減らすために、私が夕飯や家事全般をやるようになった。



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