HELIOLITEー君と輝く音ー



望が歌い終わると、マイクが手渡された。


さて、久しぶりに歌うとしますか。


イントロが流れる。


軽快な音から始まるその曲。


そして、俺は歌った。



自分の歌声がマイクを通して、大音量で耳に入る。


その感じが少しくすぐったい。


だから、人前で歌うのは苦手なんだ。


この声が全員に聞かれていると思うと、さすがの俺でも恥ずかしい。



やっぱり、俺にはギターが合っている。


聞かせるならギターの音がいい。


< 137 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop