HELIOLITEー君と輝く音ー
4曲目
〓私の選択肢〓singかなで
「…んむ」
もう少しで覚醒する瞳を擦ると無理やり体を起こした。
カーテンの隙間から微かに覗く太陽の光が今の時間を語っている。
もう、朝が来てしまったよう。
朝ご飯とお弁当を用意するためにキッチンへと向かう。
すると、そこには何故かお母さんが既に居た。
トントンと包丁がまな板に当たる音がリズムを刻む。
「お、お母さん?どうしたんです?こんな時間に」