HELIOLITEー君と輝く音ー
言い出した彼女を静止するのは難しい事を知っている。
彼女はこうと決めた事は何がなんでも押し通す人。
だったらと、話を聞くのを私の家でどうですか?と尋ねてみたというのが事の経緯。
元はと言えば、私が速水くんに聞いたのが始まりだし。
そうしたら、二つ返事で行くと言われたので、家まで案内した。
その前に買い物にも付き合わせてしまったけど。
「少し待っていてください。先に色々、終わらせますから」
晴香ちゃんたち、四人をリビングへと通すと私は先ず洗濯物を取り込む事から始めた。
えっと…
待たせるのも悪いですし、皺になるものだけ先に済ませちゃおう。
他のものは後でも大丈夫。