HELIOLITEー君と輝く音ー
ささっと洗濯物を取り込み順に畳んでいく。
「かなで、手伝おうか?」
ひょっこりと顔を出した晴香ちゃん。
彼女に私は笑いかける。
「大丈夫ですよ。もう、終わりましたから」
「はやっ!」
リビングで待っていたはずの晴香ちゃんが私の元へとやって来た。
私が居るのは庭から程近い部屋、和室。
いつもそこで洗濯物を畳む。
もう、慣れた事でそれも直ぐに終わり、私は晴香ちゃんと共にリビングへと戻る。