HELIOLITEー君と輝く音ー
放課後。
俺たち、四人とプラス一人は音楽室へと来ていた。
プラス一人は武内の事だ。
武内の協力は継続中だからな。
「今日はどうする?」
「そうだな…取り敢えず、合わせてみるか」
「りょーかい」
今はあの曲。
岡本がカラオケで歌っていた『ユメ』を練習しているところだ。
カラオケでさえ、あんなに楽しそうに歌っていた曲だ。
生演奏だと、もっと楽しいに決まっている。
その音を聞かせて、自発的に歌わせることが今回の目的だったりする。
岡本には内緒だが。