HELIOLITEー君と輝く音ー



音の余韻に浸るかの様に、音が聞こえなくなっても岡本は暫く目を瞑っていた。



俺は…


俺と望、拓弥は彼女がどんな反応を見せるのかと少し緊張している。


柄にもなくな…


じっと彼女の様子を見る。



演奏が終わって数分が経った。


岡本が閉じていた瞳を開いた。


そして、こう言ったのだ。



「もう一回、演奏。お願い出来ますか?」


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