HELIOLITEー君と輝く音ー
捻りがあれば良いというものでもないが。
出来ればどれも遠慮したい。
変なあだ名なんかつけないで、好きに呼んでくれればいいのに。特に岡本なんかからは。
どれもダメだと言わんばかりに二人は言い合いを続ける。
「中々、いいあだ名が出ないな」
「うーん…ねえ、かなで。何かない?」
「えっ!?私ですか?」
いや、無理して考える事もないんだが?
岡本も拓弥と望に倣って考え始める。
暫く、沈黙が訪れる。
ってか、そんな事考えるより練習しないか?
時間が勿体無い。
言っても無駄だろうから言わないけどさ。