HELIOLITEー君と輝く音ー

お母さんと二人で作ったご飯も自分で作ったものよりも美味しく感じる。


それらを食べながら、お母さんは私に話しかけてきた。


その横ではお父さんが静かに、でも穏やかな表情でご飯を食べている。


美味しいと言葉にはしていないけど、それでも私の目の前で食べてくれる姿が心地よかった。



「学校は楽しい？」



そうして、笑みを浮かべながらお母さんが訪ねてきた。


何を言われるのかと、内心ハラハラしながらでも、顔には出さないように心掛けていた所での言葉。


少し驚いた。



お母さんは何を思ってこんな事を聞いてきたのか。