HELIOLITEー君と輝く音ー
「篤」
「…へ?」
音楽室の扉が開かれ、そこから篤が入ってくる。
久しぶりに揃う元メンバーだが、違和感もなく、篤が居るのが当たり前だと思えてくる。
「久しぶり」
そう、篤が拓弥と望に笑いかける。
半分泣きべそをかいているかなで。
そんなかなでの頭上にはクエスチョンマークが見える。
そう言えば、気づかなかったがかなでは篤と会った事はないか。
かなでが目をパチクリさせている。