HELIOLITEー君と輝く音ー
前のボーカルであった篤のアドバイスを元にかなでが作詞をする。
別に作詞をするのにルールはない。
だから、篤がアドバイスをすると言っても高が知れているが。
相談出来る相手が居ないよりはマシだろう。
ただ単純にかなでには自分の思いを言葉にしてくれさえすればいい。
俺はそれに合わせて曲を作る。
いいものにするために。
篤は本当に気休め程度の講師という事だ。
それに加えてもう一つ。
かなでにやる気を出させる要因を作ろうと。
そういう魂胆である。
歌詞を手かげれば自分が作ったものだとより一層実感出来るだろうし。