HELIOLITEー君と輝く音ー



武内には驚かされることばかりだった。


一つ目が黒いスーツを着た女性を連れて、これまた黒い車から登場した武内にだ。


荷物、特に望は自宅にあるドラムセットを運ぶのが大変でということで、武内が車を出してくれることになった。


それはよかった。


問題はその車だ。


なんだ、リムジンって!


一般庶民が持てるような車じゃないだろうに。


そして、ボディーガードのように武内に付き従う女性もだ。


これが一つ目。


かなでは知っていたのか、慣れているのか、その女性に対して普通に挨拶を交わしているし。



< 330 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop