HELIOLITEー君と輝く音ー



こんなに、注目を浴びる事は初めてで、どんどん体が縮こまってしまう。


やっぱり、人前は苦手だ…!耐性がないよ。



「あ、あの…っ!なんで、私はこの格好を…」



それがようやく、言えた言葉だった。


メイド服を着せられ、メイクを施されたから、何となく嫌な予想がついてるけど。



「え?そんなの決まってるじゃん」



なんで、そんな事を聞いてくるのか、それこそ疑問だと言わんばかりに晴香ちゃんが言う。



「かなでが接客係だからだよ」



そして、望ちゃんの一言。


嫌な予想は見事、的中。


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