HELIOLITEー君と輝く音ー
…でも、晴香ちゃんが私を気にかけてくださっていた事に嬉しくなったのも事実。
晴香ちゃんが居なければ、こうやって人に注目されるような事もなかっただろうけど。
せっかくの文化祭ってのもある、かな。
「ありがとうございます。晴香ちゃん」
俯き加減の晴香ちゃん。
そんな彼女に私は笑顔でそう伝えたのだった。
本当にありがとうございます。
晴香ちゃんの優しさが身に染み渡る。
気づけば、いつの間にか涙は引っ込んでいた。
頑張ってみようかと思います。
メイドさん。
晴香ちゃん、望ちゃんと共に、私はメイドカフェへとなっている教室へと戻ったのでした。