HELIOLITEー君と輝く音ー
「宏紀!なら、お前には何か方法を思い付いてるのかよ!」
俺の事、馬鹿だって言うんなら、宏紀が馬鹿でない証拠を見せろ!
そう、大きな声で叫び散らす。
それもまた、近所迷惑。
「あ゙?そうだな…とりあえず、彼女が同学年なのは分かった」
「え?そうなの?」
「何だ、望も気付いていなかったのか」
拓弥は聞くまでもなく、気付いていない事は分かっている。
その証拠に口をポカンと開け、目を見開いている。