HELIOLITEー君と輝く音ー
自分で作ってきたお弁当を広げ、それに箸を伸ばす。
「あ!そうだ。二人とも明日は暇?」
「明日、ですか?」
晴香ちゃんがあっと思い出したように私と宮田さんを見やる。
明日…
これといって、予定はなかったはずだけど。
休みの日は基本、朝の内に家事を済ませるから、時間は沢山ある。
それに、予定が入っているような事はほとんどない。
たまに晴香ちゃんと遊ぶ程度。
明日、何かあったかな…
私は頷きつつ、晴香ちゃんの次の言葉を待った。