【長編】Little Kiss Magic 3~大人になるとき~
もしかして廉君もあたしと同じ気持ちでいてくれるのかも?
と、思ったのは、廉君の視線が時々とても熱いことや、いつもよりずっと大胆な所を見つけたからかもしれない。


触れ合う毎に、どんどん熱くなっていく身体。

あたしの中で何かが少しずつ変わっていく…

そんな風に感じている自分がすごく恥ずかしい。

こんなあたし、廉君に嫌われてしまうんじゃないかしら?

嫌よ。お願い。


あたしを嫌いにならないで…。


「廉君…好きよ」


無意識に呟いた声は擦れていて…


不安を表すように震えていた。


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