【長編】Little Kiss Magic 3~大人になるとき~
母が焼いたクロワッサンとコーヒーで、新聞を読みながら軽い朝食を取っていると、香織が少しクセの付いた髪を撫で付けながらリビングへとやってきた。
寝起きのけだるい表情が、先ほどまでの寝姿を思い出させて、思わず視線を逸らす。
「おはよう廉君」
「おはよう香織」
「やっぱり廉君のほうが早く起きたね」
「え?でも香織が先に起きたから僕のところに来たんだろ?」
とたんに真っ赤になる香織に、僕の頬も自然に熱くなる。
……そんなに真っ赤になるような事があったのか?
コーヒーを手渡しながら、昨夜のことをどうしても思い出せないと、恐る恐る切り出した。
香織に無理矢理何かしていたらどうしよう。
嫌われるような事をしてしまったんじゃないか?
寝起きのけだるい表情が、先ほどまでの寝姿を思い出させて、思わず視線を逸らす。
「おはよう廉君」
「おはよう香織」
「やっぱり廉君のほうが早く起きたね」
「え?でも香織が先に起きたから僕のところに来たんだろ?」
とたんに真っ赤になる香織に、僕の頬も自然に熱くなる。
……そんなに真っ赤になるような事があったのか?
コーヒーを手渡しながら、昨夜のことをどうしても思い出せないと、恐る恐る切り出した。
香織に無理矢理何かしていたらどうしよう。
嫌われるような事をしてしまったんじゃないか?