きのこのこ
「私、立派なタマゴタケ育てるからね。」
今回ぐらいは、貴方の会話に合わせてみよう。
「はい!2人で頑張りましょうね!!」
嬉しそうに私の手を握って、万里は私にキスをした。
誓いのキスの様なそれは、私の心にいつまでも深く残った。
これからきっと、万里に良く似たタマゴタケが出てくるはず。
だけど、私は誓う。
神様の前で愛を誓う前に、自分自身に誓う。
キノコで全て表現するような人間には、させない。
絶対にね!!