Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜
「それは無理だ。」
「なんで!!?」
「これ以上魔法を使うと未来の血がなくなる。」
ライちゃんは真剣な表情で私に告げる。
「未来が春樹と契約を交わすのだ。」
「へ?」
契約を交わすって....。
よく意味がわからず首をかしげる私。
ライちゃんはそれを見て説明を続けてくれる。
「春樹は騎士の印を持っている。未来と契約を交わせば春樹もまた魔法を使える存在になる。そうすればあの魔物も倒せる。」
え!!
春樹、騎士の印を持ってるの!!?
なんて驚いていたら、さらなる疑問ができた。
「でもさ、魔法を使うには私のない魔力が必要なんじゃ....。」
私の魔力ってゼロに程近いでしょ?
ライちゃん、これ以上魔法を使ったら私の血がなくなるから使えないって言ってたじゃん。
春樹がもし、魔法が使える存在になっても魔法を使うことができないんじゃないの?
と言う疑問をライちゃんに言ってみると、
「印が増えれば魔力も増えるから多少は大丈夫だろう。」
と言った。