Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜
〜数分前〜
「おい、どこ行くんだ?」
「え?愛美のとこだけど.....。」
イスから立った私の腕を掴んだのは春樹だった。
愛美は一番前の廊下側の席。
せっかくの自習だから遊びに行こうと思ったんだけど.....。
「俺から離れるな。危ないだろう。」
「いやいや離れるって大した距離じゃないし。」
確かに離れるけどアンタの見えるところでしょうが。
「春樹の言う通りだぞ!!ソイツが魔物って可能も.....」
バシッ
「何をする!!」
私に叩かれたライちゃんはふらふらと私の顔の高さまで浮いてくる。
彩斗くんはまーいいとして愛美を魔物扱いとか許さないから!!
ポフッ
ライちゃんの顔面キック炸裂。
毎度のことながら痛くない。
「「.....。」」
ライちゃんと私の無言の睨み合いが続く。
「未来ぃ〜。まだぁ?」
そんな私の後ろから愛美のダルそうな声が聞こえてきた。
おっと。
半分忘れかけてた。
「春樹、手離して。」
「嫌。」