Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜



「一人になるなってあれほど言われたのにね。」


体育館裏に行く途中。

私の後ろから聞きなれた声が聞こえた。


振り向くとそこに居たのは....


「愛美?」


どーして愛美がここに?


「クスッ。ちょっと未来が心配でね?これから告白されるんでしょ?」


愛美はいつものように小悪魔な笑みを浮かべて私に近づく。

そして....


「っ。」


音もなく世界の色が変わった。

モノクロの空。


ここは裏世界。


「魔物が現れたか。」


ライちゃんは私の前に移動する。


「魔物?さて、何のことかしら?」


愛美は楽しそうに笑いながら私たちとの距離を縮める。


ああ、気づくのが遅かった。

愛美は魔物だ。


いや、あれは愛美の姿をした魔物だ。






< 34 / 323 >

この作品をシェア

pagetop