Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜
「今の姿のライラ王など敵ではない!!」
ポフッ
ライちゃんを軽くあしらって私のところまでくる魔物。
「っ。」
何?これ?
今までに感じたことのない魔力の強さ。
恐怖で足が動かない。
「ああ、この細い首。この細い首に思いっきり牙を立てたい。肉を、血を、感じたい。」
魔物はゆっくりとその長い爪を私の首に立ててそーと上から下へとなぞる。
ゾクッ
寒気がする。
泣きそう。
軽くあしらわれたライちゃんは地面に転がったまま動かない。
「あ...助けてっ。はるっ...き。」
「呼んでも来ないよ。アイツは来れないようにしたからね。」
妖艶に微笑んで私の首筋にキスを落とす魔物。
「.....っ。」
恐怖で声も出ない。
助けてよ、助けてよ!!
春樹!!春樹!!