Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜



「誰が来れないって?」


魔物の後ろで不敵に笑う。

春樹だ。


「何?」


魔物は私から離れて春樹をまっすぐ見つめる。


「ったく。教室から出んなって言っただろう。」


魔物の後ろにいる私を見つけて安心したようにため息を漏らす春樹。


「ごめんっ。」


涙が止まらない。

安心して足の力が抜ける。


「起きろ、ライラ王。」


春樹に触れられるとライちゃんは光出して目を開ける。


「....すまん。未来を守れなかった。」


「いんだよ。もう。」


春樹がそう言うといつもの日本刀が春樹の手元に現れる。


「ふーん。アナタ強いのね。でもあの子の魔力じゃ持たないんじゃない?」


魔物が巻き起こす風。

それをかき消す春樹が起こす風。


いつもなら春樹の一振りで終わるのになかなか決着がつかない。

それどころかあっちに押されてる。



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