Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜
「まーまー二人とも落ち着いて。ケーキの用意をしたよ。みんなで食べよう。」
天王寺先輩はごく自然にケーキをお皿にのせていてそれを机の上に並べている。
しかも紅茶付き。
いつ、やったんだよ。
ここは天王寺先輩の家かよ。
「あ、ありがとうございます。」
一応文句もあるがそれを押さえてお礼を言う。
そして席についてケーキをあーん。
「ん!!さすが超人気店のケーキ!!美味しい!!」
私が食べたのはイチゴのショートケーキ。
すっごく美味しい。
「お前イチゴ好きなのか?」
私のお皿を見てそう呟く春樹。
「うん。美味しいじゃん?」
私のお皿のはじっこにはイチゴがおいてあった。
好きなものはあとに食べるタイプなんです。
「ふーん。」
ポイッ
「へ?」
春樹が自分のケーキからイチゴをとって私のお皿に投げる。
なんだかびっくりして変な声出しちゃった。
「お前が好きならあげる。」
「っ!!」
不覚にもドキンッ!!
春樹の癖にドキンッ!!
春樹は少しだけ私に笑っていた。