Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜



あれ?

だがしかし大事なことを忘れていないか?


そうそう。

ちょっといろんなことがありすぎて流しそうになったけど流しちゃダメだ。


「何でアンタたちが家にいるのよ!!うら若き乙女の家に無断侵入するな!!」


カンッ


私は持っていたフォークを机に叩きつけて叫んだ。



が。



「そんなの勝手だろう。そもそも騎士の仕事は乙女の印を持つ者を守ることだし。」


春樹はダルそうにそう言いながらケーキを食べている。


コイツ、見た目によらず甘党だな。

二個目のケーキを食べてやがる。


「それに未来先輩が余りにも起きるのが遅かったので....。」


彩斗くんも同じようにケーキを食べている。

彩斗くんとケーキってめっちゃピッタリ。

相性抜群。


「彩斗くん。余りにも起きるのが遅いって今日日曜日なんだからね?」


日曜日くらい寝かせてください。


てか.....


「スーッスーッ。」


眠り姫こと、天馬くんは私のベッドで未だ爆睡中だし。


よくいつもいつも寝れるよね、天馬くんって。



「今日は魔王の封印を施す日なんだよ?もしかして忘れてる?」


「......。」


忘れてた。


天王寺先輩の言葉によって魔王の封印のことを思い出した。






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