Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜
「でもさ、その見た目でライラ王って.....。」
「これは本来の姿ではない。」
「え?」
「お前の魔力が弱いからこのような姿になっているのだ。」
私の目の前でふわふわ浮いているぬいぐるみ....もといいライちゃんは不機嫌そうにそう言う。
そして続けて、
「しかし驚いたぞ。いくら封印が今日まで解けていなかったとはいえ、お前の魔力は弱すぎる。」
と今度は困ったような表情でそう言った。
え?え?
ちょっと待って。
全く意味がわからないんだけど。
「しかも何も知らないと来たか。」
私の様子を察してまたまた深いため息をつくライちゃん。
......なんとも不愉快である。
私の不のオーラに気づいたライちゃんは、
「そんな顔をするな。ちゃんと説明するから。」
と言って説明を始めた。