Kissから始まる♡♥♡〜君は私に絶対服従!!?〜
「数百年に一度、魔王の封印が崩壊する。その崩壊を阻止するためにもう一度封印を施すのが乙女の印を持つ者。」
「はぁー。」
ライちゃんの説明にどうしても適当な返事をしてしまう私。
全く信憑性を感じない。
そもそも魔王って(笑)
「封印を施す乙女の印を持つ者は印を4つ揃えることによって封印が出来る。だから印を集めろ。騎士の印を。」
「やっばー。このままじゃマジで遅刻しちゃうわー。」
布団から出て制服に手をかける私。
さっきのことは聞かなかったことにしよう。
見なかったことにしよう。
「おい!!無視するな!!」
「.....。」
後ろからライちゃんの声が聞こえるが聞こえないフリ。
きっと私疲れてるんだ。
だから幻覚でも見ちゃってるんだ。
「とりあえず、早く騎士の印を持つ者を見つけるんだ!!これはお前のためでもあるんだぞ!!」
「ごはんー。」
ガチャッ
私はライちゃんを置いて部屋を出た。