青空の下、あたしは...。
なにを言い出すと思ったら。
呆れた目で藍ちゃんを見た。
「なによ、その目は」
「だって...。藍ちゃんがありえないこと言うから」
「ありえなくないよ!!優里だって女の子なんだし...」
だからってありえないもん。
あたしはもう恋なんてしないって決めてるんだもん。
「優里、そろそろいいんじゃない?優里は十分すぎるほど苦しんだんだしさ...」
「う、うん...。そんなことより、部活行こう!」
「あっ!優里」
ごめんね。
藍ちゃん...。
まだその話は...。
もう少し...、もう少しだけ時間をちょうだい。
いつかきっと藍ちゃんに話すから...。