噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】

「し、知らないっ」


雪稀は、赤くなった顔を隠すように

両手で顔を覆った。

そんな雪稀がかわいくて・・・でも、昼間の俺の行動で

泣くくらい不安にさせた事が、苦しくて


「・・・不安にさせてゴメンな、雪稀。」


そういって、額にキスを一つ落とした。


「・・・りっちゃん。」

「ん?」

「ぎゅってして。」

「っ?!」


目が隠されているはずなのに、でもタオル越しに視線を感じる。

まっすぐに俺を見つめる、熱い視線。


俺は、思わず息を飲んだ。

でもそんな俺を知られたくなくて

余裕があるふりをして、彼女の髪を撫でる。


「いいの?そんなこと言って・・・」

「え・・・あ、の・・・やっぱり」

「今更、ナシは無しね。」


クスッと笑って、彼女の体を抱き寄せ

ギュッと抱きしめた・・・・でも、抱きしめただけじゃ足りなくて

いくつものキスを柔らかな彼女の唇に降らせた。


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