噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】


「バカ・・・」

「ふっ。怒った顔も可愛い。」

「もうっ」


赤くなった顔を見られたくないのと

いつも余裕なりっちゃんの驚いた顔を見たくて

彼の胸に抱きつき、顔を押し付けた。


「わっ、大胆だね。雪稀のご希望に答えて、このままシよっか?」

「なっ・・・。」

「ほんと可愛い。俺の眠り姫。」


眠り姫?何のこと??

不思議に思って、目をパチパチさせて彼を見上げると

クスクス笑いながら、もう一度チュッとキスを落とした。


甘くて、優しいキス。


だから、もっと彼を感じたくて

彼の「目、閉じて」という言葉に素直に従い、そっと目を閉じる。


するとすぐに降ってくる、優しいキス。

そして、最初は触れるだけのものから、だんだんと深く

ディープなものに変わっていく。


「・・・んん・・・ぁ・・」


< 139 / 264 >

この作品をシェア

pagetop