噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】
「バカ・・・」
「ふっ。怒った顔も可愛い。」
「もうっ」
赤くなった顔を見られたくないのと
いつも余裕なりっちゃんの驚いた顔を見たくて
彼の胸に抱きつき、顔を押し付けた。
「わっ、大胆だね。雪稀のご希望に答えて、このままシよっか?」
「なっ・・・。」
「ほんと可愛い。俺の眠り姫。」
眠り姫?何のこと??
不思議に思って、目をパチパチさせて彼を見上げると
クスクス笑いながら、もう一度チュッとキスを落とした。
甘くて、優しいキス。
だから、もっと彼を感じたくて
彼の「目、閉じて」という言葉に素直に従い、そっと目を閉じる。
するとすぐに降ってくる、優しいキス。
そして、最初は触れるだけのものから、だんだんと深く
ディープなものに変わっていく。
「・・・んん・・・ぁ・・」