噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】
深いキスの間に、だんだん甘い声が混ざり始めたころ
りっちゃんの手が、私の背中を上から下へと動き
カットソーの裾から入ってきた。
「・・ぁん・・・だ、めぇ・・・」
言葉とは裏腹に、彼の手の動きに反応してしまう身体。
恥ずかしくて、その手から逃れたい反面
もっと触ってほしいと思ってしまう。
それが伝わってるのか、りっちゃんは動きを止めようとはせず
そのまま体のラインにそって撫で上げていく。
「・・やぁ・・ん・・」
ブラのホックに手を掛けた時だった、コンコンと
部屋の扉をノックする音が、聞こえた。
『おはようございます、陸玖様。』
楓さんの声だ。
それを聞いた彼は、チッと舌打ちした。
「なに?」
『お休みのところ、申し訳ありません。お客様がお見えなのですが・・・』
楓さんの返事に「来客の予定は無いはずだけど・・・」と
小さく呟く。