噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】

あ、りっちゃんの耳真っ赤だ。

照れてる、可愛い・・・・


ん??エロ過ぎって・・・え?!


顔が一気に赤くなっていくのを感じて、布団を顔まで引き上げた。

そんな私をみて、りっちゃんはクスクスと笑いながら

奥の浴室に消えていった。


「りっちゃんの、バカ・・・」




数分後、シャワーを軽く浴びたのか

跳ねていた前髪も、きちんと整えられ

服も、淡いブルーのシャツに黒のスラックスに着替えて現れた。


「雪稀、ゆっくり起きておいで。後で一緒に朝食を食べよう。」

「うん。」


眼鏡をかけながら、そういい

優しい笑みを浮かべて、部屋を出て行った。


「・・・私も、服着替えなきゃ。」


ベッドから降りると、髪や服を軽く整え

静かに自分の部屋に戻った。


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