噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】
チュンチュン・・・・
窓の外から、眩しい朝日が入り込み
小鳥の囀りが聞こえる。
ゆっくりと瞼を開け、思考を巡らす。
そして、温かな温もりが私を包んでいることに気が付いた。
あ、そっか・・・昨日、りっちゃんと―――――
あれから、陸玖さんはキスを沢山落とし
優しく包み込むように、ベッドに押し倒した。
そして、体中に付いた痣を消し去るように
上からキスを落とし、愛撫する。
氷野彰次とは、全然違う。
優しくて、愛しくて労わるような愛撫。
その触れ方一つ一つに、電流が流れたかのように体が反応し
私の芯の部分を、濡らしていく。
そして、彼と一つになった時
痛みも伴ったけど、嬉しくて涙が一粒零れ落ちた。
それを見た陸玖さんは「ゴメン、痛いよね。」なんて言いながら
頬を伝った涙の後のキスを落とした。
そして、何度目かの絶頂を迎えた時
抱きしめあったまま、眠りに付いた。