噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】

私は一番安い、Aランチにした。

そんなにお金持ってる訳じゃないし

あの家にだって、ただで住まわせて貰う訳にはいかないから。


「えっと、君は?」

「同じもので。」


千尋はがそういうと2人は席を立ち、自分たちのも合わせて

テーブルに持って来てくれた。


ランチは思った以上に美味しくて、感動するくらいだった。

その様子に、海翔さんも空良さんもケラケラ笑っていた。




私達が、楽しく食事をしている一方で

それを良く思わない人たちも居たみたいで――――――


「なんなの、あの女。お2人と、一緒に食事なんて、許せませんわ。」

「しかも、お2人の好意を無にするなんて。」

「お仕置きが必要ですね。」


そんな話をしていたなんて、この時の私達は気付いていなかった。


< 40 / 264 >

この作品をシェア

pagetop