噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】
私は一番安い、Aランチにした。
そんなにお金持ってる訳じゃないし
あの家にだって、ただで住まわせて貰う訳にはいかないから。
「えっと、君は?」
「同じもので。」
千尋はがそういうと2人は席を立ち、自分たちのも合わせて
テーブルに持って来てくれた。
ランチは思った以上に美味しくて、感動するくらいだった。
その様子に、海翔さんも空良さんもケラケラ笑っていた。
私達が、楽しく食事をしている一方で
それを良く思わない人たちも居たみたいで――――――
「なんなの、あの女。お2人と、一緒に食事なんて、許せませんわ。」
「しかも、お2人の好意を無にするなんて。」
「お仕置きが必要ですね。」
そんな話をしていたなんて、この時の私達は気付いていなかった。