噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】
俺達と一緒に居る事は
危険もそれなりに付いてくる事は分かっていた。
だからこそ、海翔達に出来るだけ目を話さない様に言っておいたのに。
でも、アイツ等も講義に出なきゃいけないし
学部も学年も違う。だから、常にとはいかない訳で。
今回は、その隙をつかれた。
完全に俺の配慮が足りなかった。
「こんな事して、ただで済むと思うなよ」
雪稀の気持ちを考えて、ゆっくりいこうと思ってたけど
彼女を守る為にも、俺のものだと分からせなきゃな。
ちょっとばかり強引だけど、やるしかないか。
雪稀に嫌われなきゃいいけど・・・
彼女の手をそっと、布団の中に戻し
寝ている彼女の額に、そっとキスをした。