噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】
俺は、更に深く口付けし
雪稀の奥に隠れている、それを見付けだし
絡めたり吸いだしたり弄ぶ。
「あ・・・ふ、ぁ・・・んん。」
だんだん、雪稀の声が甘いものに変わっていく。
俺は、チュッとリップ音を鳴らしながら名残惜しそうに離れる。
雪稀の顔は、とろんとした瞳をして放心状態になっていた。
ヤバい・・・めちゃくちゃ可愛い。
でも、これ以上やったら本当に止められない。
そう思って、ギュッと抱きしめた。
雪稀の事は大切にしたいから。
だから、雪稀の気持ちが整って俺が欲しいとそう思ってくれた時
その時は雪稀の全てを手に入れよう。
「陸玖さん・・・苦しい。」
「あ、ゴメン。あまりにも、雪稀が可愛かったから。」
「・・・。」
雪稀は、顔を真っ赤にして俺の胸に顔を埋める。
「雪稀。さっきみたいな顔を、俺以外に見せるなよ。」
「?・・・はぃ。」
多分、何を言われているのか分かって無いんだろうけど
キスの後のあの顔は、絶対誰にも見せたくない。