神名くん
私は、再びその浮遊物に手を伸ばしたのです。すると、その浮遊物は動くことなくただ私のてが触れるのを待ってくれているようでした。私は、その物体…、久水先生にそっと触れるのです。すると、久水先生はそっと淡い光から大きな光へと変貌させあたり一面がその光の反射で目がくらむ程に眩く簡単には瞼を開けることができなくなったのです。
私は一生懸命目を閉じそれに耐えようとしたのですが、どうやら私はここで意識が途切れたようでそのまま前のめりに倒れるのが確かに感じられたのです。それ以降は何があったのか分からず、意識を取り戻そうと必死でもがいていたのです。
そして、私はもがいた挙句にそっと目を開いたのです。