アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
『き、き、きゃぁ~~っ!落ちるぅ~!』

『落ちねぇって』

あれから、私達は如月家が所有するヘリに乗って、今、上空にいる

つか、自家用ヘリマジで!?

つか、私…

『高い所が苦手なのよぉ~~!』

『おい、暴れるなって、悪かったって。そんなに怖がるって思わなかったんだよ。ごめんな?』

と言って手をギュッと握ってくれる如月

手のぬくもりが伝わってくる

『ちょっと、落ち着いてきたかも…』

『お前に見せてやりたかったんだよな。ほらっ』

と、如月が指差す方を恐る恐る見てみると…

春に出来た新しいタワーを上から見下ろせた

『う、わぁ…素敵!』

『だろ?』

と言いながら如月が優しく私の肩に手を回してきた

『ん?』

『少しでも俺にくっついてれば、怖くないか?』

如月の少しハスキーな声が耳元に聞こえて…







すごく
ドキドキ
するんだけど…





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