アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
映画館をでると


『真子さん。手、繋いでもいい?』


といいながら優太くんは私の手を取った


『もう、繋いでるじゃん』


と照れ隠しに返すと、優太くんは


『バレたか』


と舌をペロッとだした

next storyに続く…









うぅ~優太かわいいぞぉ~!

普通、成人男子が舌ペロッとかあり得ないよ~

なのに、何なんだー

小動物のような愛くるしさ

私、もはや狼だよ

は~それにしても

手を繋ぐだけでこんなにドキドキするなんて~!







「佐川さん、佐川さんっ!手貸してもらえますか?」


「えっ…私の…手を…?佐藤くんが…私の手を…」


「何、ブツクサ言ってんですか?早くしてください。催事の準備始まりますよ!!申し訳ないですけど今日は休憩少し早めに切り上げてください」


あっ…

そういうことね

手は手でも、そっちね

ヘイヘイ、手いくらでも貸しますよ

2本しかありませんけどね~

何も休憩室にまで言いに来なくてもさ~

私は残りの抹茶ラテを飲み干すと、佐藤くんの後を追いかけた





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