アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
「そうなんだ…。束縛ねぇ…」

ミチはイケメン俺様のあまりにもの束縛に疲れて別れを切り出したそうだ

「真子さ、やっぱ普通が一番だよ。普通が。そうだな…例えば、ほらいるじゃん、真子と同じ売り場に…何だっけ?名前も普通の…」

「佐藤くんの事?」

「そうそう、その佐藤くん。彼、結構いいと思うけどなぁ」

「どこがよ」

「普通な所?」

「何それ?」

「やっぱさ、イケメン俺様とかダメだよ。一緒にいるとドキドキするし、甘やかされてとろけそうになるし…大切にしてくれるし…とにかくイケメンで格好いいし…ぐすん…うぅ~」

「やだ、ちょっと止めなよ。泣くなって。ねっ?そだ、電話しな。電話。ほら、ごめんって。やっぱり好きだって言ってきな今、すぐ」

「ぐっすん…うん…電話してみるぅ~」

ミチは携帯を持ってbarの外へと行った



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