アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
ちょ、ちょっとめちゃシート深いんだけど…


「クックックッ…佐川さん大丈夫?足、上がってるよ。シートベルトできる?俺、着けようか?」


えっ…


私の左側から佐藤くんが覆い被さってくる…


普段と雰囲気が違うから…
少し照れる…





ゴクッ…
ハッ!
生唾飲んじゃった!!


「クックックッ……もしかして、俺食われちゃう?」




な、何よ、それ…
失礼な…
食うわけないじゃない
腹立つ…





私は家の大体の場所を教えると、ずっと窓の外を見ていた



< 34 / 164 >

この作品をシェア

pagetop