アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
「俺もさ、何れは親父の跡を継ぐんだけど、その前にこのデパートに就職しなくちゃいけなくて最初イヤイヤ入ったんだけど。まぁ、結果としては良かったよ♪」

と、二杯目のサイドカーを飲みながら話す佐藤くん

「どういうこと?」

私が聞き返すと

「佐川さん、本当に覚えてないの?」

心当たりなんてないものの、それらしく考えてみる

「う~ん、ごめん。やっぱり分かんないや」

「ったく…女にここまで相手にされないことないんだけど…」

と前置きして佐藤くんは話始めた


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