アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
「そんな難しい顔すんなって…」

と軽くデコピンされる

「イタッ、もぉ~/////」

と言いながらも満更でもない私…

あ、甘い…







「イヤイヤ、続き、続きだよ」

「ああ、それで。最初の新人研修で一週間ほど地下食料品の惣菜コーナーに入ったんだ。ある朝、売り場で開店準備してたんだけど、その日はどうしても髪がイマイチ決まんなくて、ずっとショーケースのガラスに写る自分を見ては髪を弄ってたんだよ」

「な、なんか…意外…」

「あの頃の俺はまだ学生気分で仕事してたからね。で、髪をこちょこちょしてたらさ、後ろからでけぇ声で言うわけよ」








なんか…
聞くの
怖くなってきた…
何となく…
想像できるんですけど…
一応、聞きますか?





「何て言われたの?」


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