タイトル未定

出会い

しばらくして気づく。

……なんでだろう、外にいるのに。
こんなに、暖かい。

「……んん…」

気づくとあたしはどうやらフカフカベッドで眠っていた。

(ここ…どこかな。)
家ではないようだ。


「お、起きた??」

ドア越しから聞こえた低めの声。
遠慮がちに開いたドアから見えたのは……
金髪(うそん)。

ワックスでぴょんぴょんハネてて。
向こうの部屋から漏れる光で
その髪は美しすぎた。

「おーい、大丈夫??」
「…え、と…」
「おっ!!起きた!?!?」

そこに現れた2人目は茶髪男子。
ピアスがついててチャラそう。

「おっと、自己紹介だな!!
俺は木坂達也(きざかたつや)!!高2っす」
「悪りぃな、お前連れてきたの、こいつ」
木坂さんを指さす金髪さん。

「え、と…あたしは…??」
「道端で倒れてたからねー!連れてきたんだよぉ!!」

にこやかに笑う木坂さん。
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