あの子の不登校事情
「気になってる、というか、
なんであんなに明るくて、気丈なのに
学校にこれないんだろうって。」
「まぁ、確かにね。
本人がめんどくさいって言ってたから深く考えたことなかったけど、
めんどくさいじゃ片付けられないなんかがあるのかもね。」
「俺はそう思う。
って言うか今日、・・・・・」
今日木山に
あの子の弱さになんで気づかないんだ
って言われたんだ。
そう言おうとして止めた。
うまく言えないけど、
そういうのは第三者の俺が軽々しく言っていいものじゃない気がして。